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かのいち小ネタです。
特にアレなシーンなどはありませんが、ネタがちょっとアレなので隠します。
R15くらいでしょうか。
えー、内容ですが、基本はカノン一輝ですが、シュラリア・ロスサガ(シオ童もかしら)なども含みます。
でもって、カノンは出て来ません(笑)
アイオリアの所に何やら相談している一輝、というお話です。
でも前述のとおりいくつかのカプを含みますので要注意!!!
そして続きます。
「うーん、いい朝だ!」
手にしたジョッキになみなみ注がれた牛乳を一口飲むと、アイオリアは空を見上げた。
午前の太陽は雲一つない晴天で眩しく輝き、眼下に見える巨蟹宮の白い屋根を照らしている。常日頃から、何やら不吉な空気を纏う宮であるが、こうして爽やかな初夏の日差しの下では全部嘘になってしまいそうだ。
「…ん?」
その巨蟹宮から獅子宮へと続く石階段に人影が見えた。デスマスクかと思ったが、髪の色が違う。じっと目を凝らしてよく見てみて、それが彼にとっても馴染みの深い、青銅の少年だと気がついた。
「一輝…か?」
こんな朝っぱらからなんでこんな所に…と訝りかけ、2つ下の双児宮に現在居候中の男がいたことを思い出す。一輝とその居候との関係は、聖域にいる聖闘士達の間では公然の秘密となっていた。兄のアイオロスとサガ、自分とシュラ、そして教皇シオンと天秤座の童虎…と、そういういわゆる「アヤシイ関係」を持つ者は聖域内では少なくなく、一輝とその男との関係においてもその中の一つとしてくらいしか認識されていないので、その事自体にどうこう言う人間はここにはいない。
我が職場ながら、乱れているといえば乱れているなあ…などと今更な感慨にふけっていると、いつの間にか一輝があと数段のところまで近づいていた。アイオリアは開いている左手を上げ、朝一番のスマイルを浮かべた。
「おはよう、一輝。いい天気だな」
「…おはよう」
ぼそっと、だが律儀な返事が返ってくる。言葉少ない年下の同胞だが、決して礼儀知らずではない。不遜に見えるが、その実結構わきまえる事を忘れたことなどないのだ。
「今日はどうした?教皇宮に何か用事か?それともシャカに何か…」
「いや、そうじゃない。…実は、あんたに用事があって…」
「用事?」
聞き返しつつ、アイオリアは一輝が纏っている浅葱色のシャツが随分ダボダボな事に気が付いた。襟ぐりも大きく開いているし、腰回りも1回り以上は余裕がある。どうやら、相方の服を借りているらしい。大きく開いた襟元からは、昨夜の名残であろう鬱血したような赤い斑点がちらほらと覗いている。
子供相手に無茶すんなよな、あのオッサン…と額を抑えかけ、一輝の言葉を思い出して顔を上げた。
「よ、用事って…どうした?何か困ったことでもあったのか?」
「困ったことというか…その、相談したい事があって…」
「相談?俺に?」
何やらそわそわと視線を動かしながら、一輝がこくりと頷いた。こういう落ち着かない素振りは、彼にしては珍しい。
「何か知らんが、俺に分かることだったら何でも聞くぞ?どうした?」
年下に頼られる事が大好きなアイオリアだが、まさか一輝からそうした申し出があるとは思わなかったので、単純に嬉しかった。青銅兄弟の長男として、人から頼られこそすれ、誰かに頼ることなど今までなかっただろう少年から、こうして素直に頼りにされると、思わず1回転して股間を抑えて「ポウ!」と●イケル・ジャ●ソンのような奇声を発したくなる。
とはいえ、さすがにいきなりマイ●ルダンスを踊られても無駄に警戒させるだけと思い直し、アイオリアはジョッキの牛乳をグビグビ飲んだ。
「さあさあ、なんでも言え!この獅子座のアイオリア、お前たちの悩み苦しみ、全て受け止めてやるぞ」
「…うむ、実は…」
言いあぐね、決意したように一輝は顔を上げると、真っ直ぐな瞳で言った。
「セックスを楽しむには、どうしたらいいのだろうか?」
アイオリアの口と両鼻から勢いよく牛乳が噴霧され、一輝の視界を真っ白に染めた。
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…しょうもなさげな予感ぷんぷんですが許してたもれ。
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