無節操一代女のつれづれなる萌ブログ
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突発的に始めた三太郎×不知火SSです。
内容は↓をクリックしておくんなまし。
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不知火が目覚めてまず驚いたのは、自分が下着一つ身にまとっていない事だった。
見知らぬ布団。見知らぬ枕。見知らぬ天井。明らかに自分の部屋ではない。
そして更に驚嘆すべきことは、隣で豪快にいびきをかいている男もまた、素裸という事だった。
不知火は焦った。一体自分に何が起きたのだろうか。
夕べの記憶を辿る。確か、昨日は新球団設立の件で崖渕総裁に東京ドームに集められ、土井垣と犬飼、どちらにチームに行くかなどとまるで小学生の遠足の班決 めのような方法で二つに分けられ、自分としては心から敬愛する土井垣のチームを選ぶのはやぶさかではなかったが、投手として男としての意地から何が何でも 山田のいるチームになど行くかという気持ちが勝り、犬飼の下へ行くこととなり、そんな自分の気持ちを少しでも分かってもらおうと土井垣にそれとなく伝えて はみたものの、結局肝心要の部分は伝わらず、彼は犬飼小次郎といちゃつきにさっさと帰ってしまい、その後やさぐれた気分を少しでも慰めるべく居酒屋に入っ たら何故かそこにたった一人ぽつねんと酒を飲む三太郎と出くわし、二人して何かの仇のように日本酒といわず焼酎といわず飲みまくったまでは思い出すことが できる。
そこで初めて不知火は、隣の男が三太郎であることに気がついた。気がついた瞬間、不知火は叫び声を上げながら飛び上がった。
「うわああああああああああああああああああああああ!」
「な、なんだなんだ?}
突然の声に驚いたのか、三太郎ががばりと起き上がる。しばらくきょろきょろと見回し、不知火の姿を認めると、細い目を更に細くして息をついた。
「何だ…驚かすなよ。どうした?」
「どうした、じゃない!」
腰のあたりに毛布を巻きつけ、不知火は立ち上がった。
「一体、この状況はなんなんだ!おれにわかる説明をしろ、今すぐしろ!」
「説明ったって…」
不知火の剣幕とは裏腹に、三太郎の態度は至ってのんびりしたものだった。
「もしかしてお前、覚えてないのか?」
「覚えてたら聞くか!…って、お前は覚えているのか?」
「まあ…多少は」
なにやら言いにくそうに三太郎が口ごもり、その様子が不知火を更に不安にさせた。
「多少はって…何が…まさか…」
様々な想像が脳内をかけめぐり、徐々に血の気が引いていくような気がして、不知火はめまいがしそうになった。もう一度自分の記憶を辿ってみるものの、そこだけまるで記憶のピースをぱかっと外されてしまったように何一つ思い出すことができない。
「うーん…」
どこから説明したものか考えているかのように、三太郎はぼりぼりと頭をかきながら唸る。
「本当に、何一つ覚えてないわけ?」
「覚えてたら聞くか」
「何一つ?おれに言った事も?」
「気になる言い方をするな!おれがお前に何を言って、何をしたというんだ?」
見知らぬ布団。見知らぬ枕。見知らぬ天井。明らかに自分の部屋ではない。
そして更に驚嘆すべきことは、隣で豪快にいびきをかいている男もまた、素裸という事だった。
不知火は焦った。一体自分に何が起きたのだろうか。
夕べの記憶を辿る。確か、昨日は新球団設立の件で崖渕総裁に東京ドームに集められ、土井垣と犬飼、どちらにチームに行くかなどとまるで小学生の遠足の班決 めのような方法で二つに分けられ、自分としては心から敬愛する土井垣のチームを選ぶのはやぶさかではなかったが、投手として男としての意地から何が何でも 山田のいるチームになど行くかという気持ちが勝り、犬飼の下へ行くこととなり、そんな自分の気持ちを少しでも分かってもらおうと土井垣にそれとなく伝えて はみたものの、結局肝心要の部分は伝わらず、彼は犬飼小次郎といちゃつきにさっさと帰ってしまい、その後やさぐれた気分を少しでも慰めるべく居酒屋に入っ たら何故かそこにたった一人ぽつねんと酒を飲む三太郎と出くわし、二人して何かの仇のように日本酒といわず焼酎といわず飲みまくったまでは思い出すことが できる。
そこで初めて不知火は、隣の男が三太郎であることに気がついた。気がついた瞬間、不知火は叫び声を上げながら飛び上がった。
「うわああああああああああああああああああああああ!」
「な、なんだなんだ?}
突然の声に驚いたのか、三太郎ががばりと起き上がる。しばらくきょろきょろと見回し、不知火の姿を認めると、細い目を更に細くして息をついた。
「何だ…驚かすなよ。どうした?」
「どうした、じゃない!」
腰のあたりに毛布を巻きつけ、不知火は立ち上がった。
「一体、この状況はなんなんだ!おれにわかる説明をしろ、今すぐしろ!」
「説明ったって…」
不知火の剣幕とは裏腹に、三太郎の態度は至ってのんびりしたものだった。
「もしかしてお前、覚えてないのか?」
「覚えてたら聞くか!…って、お前は覚えているのか?」
「まあ…多少は」
なにやら言いにくそうに三太郎が口ごもり、その様子が不知火を更に不安にさせた。
「多少はって…何が…まさか…」
様々な想像が脳内をかけめぐり、徐々に血の気が引いていくような気がして、不知火はめまいがしそうになった。もう一度自分の記憶を辿ってみるものの、そこだけまるで記憶のピースをぱかっと外されてしまったように何一つ思い出すことができない。
「うーん…」
どこから説明したものか考えているかのように、三太郎はぼりぼりと頭をかきながら唸る。
「本当に、何一つ覚えてないわけ?」
「覚えてたら聞くか」
「何一つ?おれに言った事も?」
「気になる言い方をするな!おれがお前に何を言って、何をしたというんだ?」
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